[報告]令和3年度「在住外国人のための防災対応支援事業」
イベントレポート 投稿日:2021年11月18日
「在住外国人のための防災対応支援事業」を実施しました。
日時
令和3年10月3日,17日,31日,11月7日
場所
虎居地区公民館(10/3及び11/7)
さつま町役場別館大会議室(10/17及び10/31)
講師
[10/ 3]
・県内在住外国人2名(大山 エンリッケ セイジ氏,ムハンマド シュクリ ビン ガザリ氏)
・当協会職員2名(多文化共生マネージャー上山 京子氏,レ ティ イェン氏)
[10/17]
・異文化教育研修所 有隣館代表 上迫 和海氏,安田 華子氏
[10/31]
・川内川河川管理事務所 上野 智史氏,冬野 雅也氏
・さつま町役場総務課危機管理係 小野原 崇之氏
・さつま町消防本部警防課 通信指令係・予防係
[11/ 7]
・鹿児島県防災研修センター職員 馬場 ひとみ氏
・地域防災アドバイザー 吉水 康夫氏
参加者数
さつま町及びさつま町周辺地域にお住まいの日本人及び外国人
日にち |
日本人住民 |
外国人住民 |
計 |
10/3 |
24 |
|
24 |
10/17 |
26 |
|
26 |
10/31 |
|
21 |
21 |
11/7 |
27 |
21 |
48 |
計 |
77 |
42 |
119 |
実施日及び講座内容
日にち |
内容 |
10/3 |
①多文化共生の視点で考える災害対応 ②在住外国人の視点からみる災害 ③異文化理解(ムスリムの観点から) |
10/17 |
①「やさしい日本語」を知ろう 講演 ②ワークショップ |
10/31 |
①日本の災害・つるだダムの紹介 ②さつま町の災害 ③消防への電話のかけ方・消火体験 ④段ボールベッドの紹介・組み立て ⑤ボイストラの紹介 |
11/7 |
①工作体験(防災カッパ作り)・非常持出袋ゲーム ②講話・ハザードマップワークショップ ③意見交換会 |
今回,さつま町及び周辺地域にお住いの在住外国人・日本人を対象とした講座を開催しました。在住外国人向けに,日本の災害や防災対策について学ぶ基礎講座と,在住外国人支援者向けに,災害時の外国人へのサポート手法や多文化共生について理解を深める講座を実施しました。また,第4回目の講座では,在住外国人と日本人支援者が合同で受講する講座を通じて,平時はもとより災害時の支援ができるような,顔の見える関係づくりの場を作りました。
日本人参加者からは,「外国人の方々から実体験が聞けて,何が災害時いちばん困るのかなどを理解できました」,「顔を知っているだけで話しかけやすい関係になれると思いました」等の感想や,外国人参加者からは,「役に立つ講座」,「良い機会だった。このイベントを毎年,新しく来る外国人にしてほしい」などの感想をいただきました。
(本事業は一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の助成金を受けて実施しました。)
講座の様子
第1回目(10/3)
在住外国人より自国の災害,日本で困った事 在住外国人よりイスラム文化について
第2回目(10/17)
やさしい日本語をつくるポイント やさしい日本語のワークショップ
第3回目(10/31)
防災バックの中身確認 水消火器体験
第4回目(11/7)
日本人と外国人が協力して防災カッパを作る様子 グループワークの様子