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[報告]令和6年度「災害時外国人支援ボランティア養成講座(対面版)」

イベントレポート 投稿日:2024年07月28日

日時

【対面版】 令和6年7月7日(日)  13:30-16:30    

会場

カクイックス交流センター(かごしま県民交流センター)4階大研修室第4

講師

一般社団法人多文化社会専門職機構 菊池哲佳 様

対象者

・鹿児島県国際交流協会の語学ボランティア登録者

・日本語ボランティア入門講座・スキルアップ講座修了者

・本県在住の18歳以上で,災害時の外国人への支援に意欲のある方(経験不問)

・国籍不問

参加者数 

・ボランティア参加者 17名

・外国人避難者役 7名(ドイツ,イギリス,エジプト,フィリピン,シンガポール)

・避難所管理者役 3名(垂水市総務課職員1名,協会職員2名)

講座内容

① 講話【災害時に必要とされる外国人支援】

② 【やさしい日本語について】

③ ロールプレイ演習【外国人と避難所運営者を仲介する通訳・翻訳訓練】

鹿児島県で大規模災害が起きた場合,日本語がわからず地震などの災害経験のない外国人の方が必要な情報を的確に把握することが困難になると予想されることから,外国人を支援するボランティア養成を目的とした講座を開催いたしました。

7/7(日)に実施の対面版では,多文化社会専門職機構 菊池哲佳様より,2011年の東日本大震災で外国人被災者の支援に実際に携わった経験を基に,災害時の外国人被災者の現状や課題についてお話いただきました。   

前半では,はじめに参加者のアイスブレイクとして多文化防災クイズを行いました。また講義では災害時に外国人被災者へ安心を届けるボランティアとしての心構えを学び,その後やさしい日本語の書き換え訓練も行いました。

 後半では大雨により線状降水帯が発生し,避難所に外国人が避難してきたという想定で,外国人と避難所管理者役の情報を英語とやさしい日本語で通訳する演習を行いました。英語とやさしい日本語のグループに分かれ,"出張で鹿児島に来ているが飛行機が欠航になり困っている","ペットを連れてきたい","現在車中泊をしている" ,"お祈りの部屋がほしい"など,外国人被災者それぞれの困りごとをグループで協力し合いながら解決していきました。講座終了後に参加者は鹿児島県より受講証明書を受け取りました。

参加者からは「講師の先生から,これまでのご経験とそれを踏まえた数々の提案をシェアしていただき有意義な時間でした。」「外国人避難者役の方々の協力もあり,改めて外国人に対し緊急時や平時でも積極的に関わろうという気持ちになりました。」などの感想がありました。今後も災害時のみならず平時より外国人に対する支援の意識を拡げていけることを期待しております。

講座の様子

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 講師 菊池哲佳氏

多文化防災クイズの様子

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ロールプレイ(避難所通訳訓練)の様子

ロールプレイ(避難所通訳訓練)の様子

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